ツイッターに書いた内容のコピー。
書いてる途中。
●ゼロワンについて思った事、およびゼロワンの元ネタ
●元ネタというものについて、元ネタが分からないと意味不明になる
●説明するということについて、どの程度説明すべきか
ブログ用の書き足し
●
●ゼロワンについて思った事、およびゼロワンの元ネタ
ゼロワン、なぜヒューマギアに意思を持たせたのかってのをちゃんと設定すべきだったと思うな。
そもそもゼロワンの元ネタの一つがロックマンXでしょ。ロックマンXの元はロックマンで、ロックマンの元は鉄腕アトムじゃん。鉄腕アトムが作られた理由って、天馬博士の死んだ息子を復元するためでしょ。
だから香菜澤セイネのところでちょろっと触れておくべきだったと思うね。「元々死者を復元するために作ったけど、法律で規制されちゃいました てへぺろ☆(・ω<)」程度でいいから。そうすれば先代の考えもあれこれ考察できるし。
でもそれってロックマンでも説明なくない?って思うかもしれないけど、そこにゼロワンとロックマンの違いがあると思う。ロックマンの世界で暴れてるロボットって基本的にワイリーによる悪のロボットでしょ、たしか。
無改造の善良なロボットがいきなりイレギュラー化するのって約100年後のXの時代じゃん。ゼロワンはここの期間が短すぎると思う。
※書き足し
ロックマンの世界では意思のあるロボットを特に問題なく使えていた期間が100年近くあるわけで、その間に社会インフラとして受け入れられて、社会システムを維持する上でみんなロボットを廃棄できないレベルになってしまっている。後の世代のロックマンゼロもそう。
でもゼロワンの場合つい最近だから普通に廃棄できそうに思える。
イレギュラー化の原因って、ワイリーが作ったロボット破壊プログラムや、それが変化したシグマウイルスとかでしょ。ワイリーがこれを作る理由は分かるんだけど、マギア化の原因の1000%が悪意をラーニングさせた理由がよく分からない。飛電が嫌いなら分かるけど、飛電の事好きなんでしょ。
上手く使えそうなガワを持ってきたものの、そのガワが何でそうなっているのかという検証や、根本的な設定作りの詰めが甘かったのかな、というのがゼロワンを見てきた印象。
少なくとも今ここまで書いてきた「なぜ先代はヒューマギアに意思を持たせたのか?」、「1000%というキャラクターの考えの大元は何か?(犬がどうこうの話ではなくて、もっと悪役・敵キャラとしての考えの根本)」を作りこむべきなのかな、と思った。
※書き足し
あと視聴者が当然疑問に思うべきことを、事前に予測できていない。
この
「視聴者が当然疑問に思うべきことを、事前に予測できている」のが、
『ダーウィンが来た!』のヒゲじいや、
『ジョブチューン』のキニシスギくん。
ゼロワンの一応の評価点だけど、前言った通りゼロワンのモデルはおそらくロックマンとロックマンXで、仮面ライダーキカイのモデルはおそらくロックマンゼロっぽい。
元ネタ的に考えるなら、ゼロワン→キカイと世界が繋がっていくのが自然で、ライダー世界におけるキカイルートを創造したのがゼロワンの功績と言える。逆に言うとキカイ世界の前日譚のようなものを俺たちは一年間見てきたということ。
円満解決してたらキカイの世界なんて誕生しないからね。問題に目を瞑り、解決すべきことを解決せず先送りにしてきた、その先にあるのが仮面ライダーキカイの世界なんだ、と思えばゼロワンのグダグダっぷりはむしろ納得できる。
●元ネタというものについて、元ネタが分からないと意味不明になる
製作者側は当然元ネタを知ってて作っているので「こんなの説明不要だろう。説明無くても何となく分かれや」と思ってしまうし、それゆえに元ネタから丸丸引っ張ってきた部分の作りこみが甘くなるんだろうけど、普通の視聴者は元ネタが分からないので、そこはちゃんと作りこんで説明してくれないとさ。
「元ネタから丸丸引っ張ってきた要素は、元ネタを知らない人からすると作り込み不足で説明不足で意味不明に見える」これ超重要なんで覚えておいてほしい。だからこそ元ネタを知らない人に見せてみて、問題が無いか確認してもらう作業が重要。例えば彼岸島で急に西洋の剣盾が出てくるとかね。
あとラスアスのキリンもな。
※書き足しの補足
『彼岸島』の作者は最近プレイしたゲームや見た映画の内容をほぼそのまま出してくる。
マイケルジャクソンの来日が1987年で、ライブマンが1988年なんだな。だからコロンがムーンウォークしてるのか。
古典文学に注釈が入りまくりで分厚くなっているのは、当時の常識(説明不要なのでいちいち説明が書いてない事)が、現在の非常識(説明してもらわないと分からない事)になっているからだな。
俺のブログは説明文章として書いてるので、なるべくクドめに書いてるけど。
●説明するということについて、どの程度説明すべきか
仮面ライダーのまとめとか感想とか見てると、ガバガバじゃないものに対してガバガバって言ってる人がいるんだけど、漫画にしろドラマにしろ説明不要なことだからいちいち説明してないだけで、それは説明不足ではないんだよ。
ライダーは報告書ではないからな。最低限の情報は出しとくから、一から十まで全部言われなくても、自分で見て聞いて考えて分かれや、ってことだ。その最低限の情報も出ていなかったり、出てても意味不明だったり、内容がつながってなかったりしたら、それはガバガバなんだろう。
とはいえ前から言っている通り男の方が全体的にアスペ気味なので、クドめに説明した方が理解しやすくはなる。本来対象としてる視聴者はまだ子供で、物事を察する能力は低いだろうしな。
じゃあ実際クドめに作ってある作品って何なのよって話だけど、それはおそらく『シン・ゴジラ』と『斉木楠雄のΨ難』ではないだろうか。恐ろしいことに、あれくらいペラペラペラペラ説明されないと分からない視聴者や読者がいるのだ。
普通の人にはクドく感じられるが、あれはアスペ気味な男へのバリアフリーだと思っていい。そしてこのレベルの視聴者はライダーの視聴者にもまあまあいると思う。
斉木楠雄が上手いのは、アスペ気味な男が苦手な「他人の気持ちや考えを理解する」ということを、テレパシーを使って100%の精度で解決できるところだ。まあ燃堂みたいな例外はいるとして。
今書いた「まあ燃堂みたいな例外はいるとして」ってのもいちいち書かなくても分かることなんだけど、いちいち書いてもらわないと分からない奴のために一応書いといたからな。クドめに書くとアスペ向けのバリアフリーになるのだ。
ここからはツイッターに書いてないブログ用の内容。
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