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まぼろし劇場

TVゲーム、プライズなどのブログ。

魔法つかいプリキュア 気になる点


まだ1週あるみたいだけど、終わったとみなして、ちょっとメモ。




『まほプリ』は概ね良い出来だと思った。
モフルンも可愛かったし。


気になる点としては、口頭説明が多かった気がする。



前にガンダムの富野由悠季がテレビで言ってた話。

当時手塚プロにいて『鉄腕アトム』の話をやったらしい。
その回は反戦的な内容だったらしい。
でも「戦争はよくないんだ」って口で言ってるから全然ダメで、本当は
見た人が「戦争はよくないんだ」って思うようにしないといけないらしい。

これをテレビで聞いて「へー、なるほど」と思った。



で、まほプリ14話のテスト回を見て気になってたんだけど
ガメッツが説明くさいこと言ってるなと。
ガメッツの反省が言葉ではなく心で理解できるようにしてほしいっていうか。



とはいえ富野由悠季の理論が正しいとは限らないし、
まあこういうやり方もあるかと思って様子を見ていたのだが


12/18のオルーバがやられる回で

君らにはまだまだ戦ってもらうよ
かつての本のあるじが
闇を生み出す原動力として目をつけたもの
それがリンクルストーン…すなわち君たちの力さ
このステージは闇の本とつながっててね
君たちがこの上で発した戦いの力をすい取り
本に送りこんでいるんだ

これは口で説明し過ぎな気がする。
(これだけじゃなくて全体的に説明が多い回だったけど)


アニメなんだし、見て分かるようにした方がいいんじゃないかと思った。



じゃあ「見て分かるように」とはどういうことか。
ドラゴンボールからの具体例。



初登場のラディッツがスカウターを使うシーン。
「この機械は戦闘力を測るもので…」なんて説明は不要。
しかも相手が強すぎると爆発して壊れる。




ナッパ戦でクリリンが気円斬を使うシーン。
これも気円斬がどういう技か説明不要かと。

技の性質だけでなく、気円斬、残像拳、太陽拳、元気玉とネーミングがとにかく分かりやすい点にも注目。




ヤムチャの証言はあったものの、人造人間がエネルギーを吸収するのが決定的になったシーン。




セルの尻尾の使い方。




ダーブラの唾。



ここまで見て分かる通り、ドラゴンボールはバトル漫画なので、
新情報用の噛ませ犬が必要になってくる。




ダメージについて説明してくれるプイプイ。
たぶんこれがオルーバの説明の元ネタになってると思うんだけど。

能力自体の複雑化、プイプイが瞬殺されるため噛ませ犬がいない、
後々ブウの復活に必要な設定のため、色々説明してくれている。

ジョジョ、ブリーチ、テラフォーマーズなんかは複雑な能力のせいで色々説明が入るよな。



オルーバの舞台装置の説明は後々役に立つわけでもなく死に設定になっているので、あんなに喋らずもうちょっと簡略化してもいいのかなと思う。

プリキュアの場合は、ジョジョやテラフォーマーズみたいに説明入れるより、ドラゴンボールみたいな「見て分かる説明」の方が向いてる気がする。


プリキュアで「見て分かる説明」の例を出すと、『スマイルプリキュア』のアカンベェ召喚時のピエーロ復活の時計。
時計の針が一周すると何かが起こるって分かるよね、説明がなくても。

逆に見ても分からない例を出すと、『ドキドキプリキュア』の菱川六花が中学校の顕微鏡でキュアラビーズを見て、地球上の物質ではないと看破するシーン。
「地球上の物質ではないという映像的な説明」が足りないので、「何で中学校の顕微鏡で見ただけで分かるんだろう、六花ちゃん天才すぎる」と思ってしまう。

他に気になるのは『スイートプリキュア』序盤での、響と奏のいがみ合い。
あれで仲が良いと口で言われても、仲が良さそうに見えないのだが。
「喧嘩するほど仲が良い」的な喧嘩ではなく、仲が悪い人同士の喧嘩に見えるっていうか。
「口頭説明」と「見て分かる説明」がちぐはぐになっているのかな、と思う。

またちょっと別の例を出すと、プリキュア5のミルクが偽ココにアイテムを渡してしまうシーン。
ココの喋り方や表情がおかしく、これは偽物だと視聴者には分かるようになっている。でもなぜかミルクは全然気が付いていない。
普通見ても気づかないような出来事や現象なら、気が付かなくても仕方ないと思う(例えば金田一少年、コナン、逆転裁判の証拠など。これらはむしろ、ちょっと見ただけじゃ分からないように工夫されている)。
でも偽ココの場合は、誰がどう見ても偽物だと分かるように作られている。
「視聴者やのぞみは偽物って気が付いてるのに、何でミルクは気が付かないんだ? 見りゃ分かるだろ、無能か」となってしまう。
「見て分かる説明」ができていて「誰が見ても偽物であることは明らか」なのに「見ても気づいていないキャラがいる」という齟齬が生じている。
これなら「見て分かる説明」をせずに、全員気が付かない方がよかったかも。



通販番組も説明だけではなく実演を入れているはず。
カメラなら単にスペックの説明をするのではなく、「お孫さんの運動会を写真やビデオで撮れますよ!」とか映像で出るでしょ。

iPhoneなんかもごちゃごちゃした説明無しで分かるように作ってあるんだろ。
説明不要で誰が見ても分かるっていうか。

汚い例を出すと、屁は黄色い煙、口臭は緑色の煙で表示とか。


ただこれは説明を一切するなということではない。
コナンや金田一少年が「見て分かるので説明不要!」とか言い出したら困るし。
最近の作品の複雑化の流れもあるわけだし。
「説明だけ」になっちゃってるのはどうかな、ということ。

標識やピクトグラムなんかでも絵や記号で説明する事にこだわりすぎて、一方通行とかTOILETとか書き添えた方が理解が早いって事を見落としてるしな。
絵だけにこだわらず、説明した方が早い場合もある。




あとは01/15のデウスマストの世界回。
これも喋りで一気に設定出してたな。

今まで「終わりなき混沌」って散々言ってたんだし、もっと手前で「混沌とはなんぞや」という回があっても良かった気がする。




デウスマストが死ぬの早い。






ついでにアニメのジョジョ4部を見て思ったんだけど、あれもペラペラ喋りすぎだった気がする。
漫画なら一瞬で文字を読めるからいいんだけど、アニメであれだけ喋るのは長過ぎる。
漫画だから通用する手法を、そのままにアニメに持ってきてしまっている。
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