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まぼろし劇場

TVゲーム、プライズなどのブログ。ただいま断捨離中。

アニメ分類とガンダムシリーズ研究

ある程度大きめのコンテンツの分類。
1クールアニメとかは想定していない。

それとついでにガンダムシリーズについて見てて思うこと。


まだ研究中。
2020/05/19 源氏物語について追加。
2023/10/21 三国志演義について追加。




とりあえず
・叙事詩系
・世代交代系
・日常系
の3つと、それらの複合型に分類してみた。






●叙事詩系:長丁場でやっていくタイプ。キャラは成長する。
宇宙世紀の『ガンダム』、『ドラゴンボール』、『ワンピース』、『セーラームーン』

一代記になりやすい。


叙事詩(じょじし)とは - コトバンク
>英雄詩とも呼ばれ,歴史や伝説に現れる神や英雄の事績を高揚した文体で歌う長編の物語詩。






●世代交代系:世界観を改めていく
『プリキュア』シリーズ、『仮面ライダー』シリーズ、『スーパーヒーロー戦隊』シリーズ、宇宙世紀以外の『ガンダム』シリーズ、『ウルトラマン』シリーズ

基本的には子供ウケ重視。
大体「〇〇シリーズ」と銘打つことができる。
世代ごとに見ているファンがズレる。

例えば
A「俺は『ウルトラセブン』世代」
B「俺は『ウルトラマンコスモス』世代」
C「俺は『ウルトラマンオーブ』世代」

といったように、自分の世代の作品を持てる。
(ただし場合によっては他の世代のファンと対立する)

その都度リセットされるので、戦闘力のインフレが起こりにくい。

世代によって感覚を変えて作品のDNAを受け継いでいくタイプ。
アイカツとかプリパラとかもこれかな? まだ放送期間が短いので保留。



・同作品内での世代交代は失敗する?
『ドラゴンボール』の孫悟飯、『アイカツ』の大空あかり、『アイドルタイムプリパラ』の夢原ゆいの例を見るに、同作品内で世代交代をしようとすると失敗する?
視聴者は一代記を求めてしまう?
孫悟空、星宮いちご、真中らぁらのような前作主人公が普通に生きている場合(または生き返らせることができる場合)、新主人公よりも旧主人公の方が気になってしまうようだ(視聴者からすれば旧主人公の方が付き合いが長いので、当たり前と言えば当たり前だが)。

新主人公は実力的に劣る場合が多いので、話がしょぼくなりがち?
かといって新主人公が旧主人公より強い存在だと、旧主人公が蔑ろにされているように感じる?
世界観を切り替えていった方がいいのかもしれない。

宇宙世紀ガンダムも「アムロ→カミーユ→ジュドー」と変わるけど、やっぱりアムロがどうなったのか気になるよね。それが逆襲のシャアでしょ。

コズミックイラは「キラ→シン→キラ」

『彼岸島 最後の47日間』に亮介というキャラが出てくるが、これは世代交代ではなく、タイトルを改めた際に出した、新規読者目線の初心者ポジションのキャラかと思われる。


みんな知らないと思うからデータとして使えないんだけど、『源氏物語』も主人公が途中で交代する。「1帖 桐壷」から「54帖 夢浮橋」まであるのだが、光源氏は「41帖 雲隠」という本文が何も無い巻で死んだとされている。主人公が死んだ後13帖も出ている割に二代目がさっぱり知られていないあたり、もしかして日本初の世代交代失敗作品なのではないだろうか。

雲隠 - Wikipedia
>古注(『原中最秘抄』)にはこの巻には光源氏の死が描かれており、これを読んだ者たちが世をはかなんで次々と出家してしまったため時の天皇の命により内容を封印してしまった、焚書処分にしたとする伝承が記録されている。

伝承なので真偽はともかく、昔から「推しキャラが死んでショック受けて出家」とかいう発想が日本人にはあるんだな。


『三国志演義』も世代交代失敗に含めてもいいかも。
魏:曹操→曹丕
蜀:劉備→劉禅
呉:孫堅→孫策→孫権
みんな曹操、劉備、諸葛亮あたりが死んだ時点でもう興味ないでしょ。



少年ジャンプというくくりで世代交代を見た場合、ワンピースがいつまでも居座っているので、作品の世代交代ができてないのでは?
こうなると「俺は●●世代」というのが生まれない。みんなずっとワンピース世代。


世代交代系のメリットは、新作をきっかけに旧作に手を出せるという点。
よく「これガンダムである必要ある?」とか「これ仮面ライダーである必要ある?」みたいなことを言われるけど、「シリーズが続いている限り、忘れ去られることが無い」というメリットがある。
「シリーズの終了=種の絶滅」だから。「昔そんな作品があったね」という扱いになってしまう。
作品のDNAを受け継いでいけるし、遡って旧作品を知ることもできる。

世代交代系の欠点(?)としては、新作をきっかけに旧作に手を出しても、もうグッズが売ってない。
その都度買ってね。リアルタイム重視。買い逃したら終わり。
短期的に稼ぐが、その分毎年新作が出るって感じ?


ただし数年に一度世代交代する中期的に稼ぐものもあって、それが宇宙世紀以外のガンダム。
一回作品を作れば10~20種類くらいはプラモを出せるから、毎年アニメをやる必要がない。

ゲームのポケモンも中期的な世代交代に該当するかな。

アニメの『ゲゲゲの鬼太郎』みたいにリメイク回数が多いものも中期的な世代交代?





●日常系:明確な目的が無く、主人公が成長しないためだらだら続けられる
『サザエさん』、『ちびまる子ちゃん』、『ドラえもん』、『クレヨンしんちゃん』、『ケロロ軍曹』
ファミリー受け重視。
親受けがいい。毒にも薬にもならない。
いい意味でダラダラ見ていられる。
学年が上がらず、いわゆるサザエさん時空と化す。

アニメに限らないなら、漫画の『こち亀』もこれ?

映画では非日常感や特別感を出してくる。
『クレヨンしんちゃん』は映画一作目でハイグレ魔王というファンタジー路線に行けたのが大きかったと思う。
『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』はこれが出来てないから映画向きじゃない。TVスペシャルで十分になってしまう。





●アニポケ系:叙事詩系と世代交代系のハイブリッド。
主人公は同じだし成長もするが、ある程度進むと話が改まる。

アニメの『ポケットモンスター』がこれ。
話は続いてるが、毎回別のサトシになっていく。
正直、世代交代系の主人公切り替えを失敗したという印象。
最終目標(ポケモンマスター)に到達しない。






●コナン系:叙事詩系と日常系のハイブリッド。
『名探偵コナン』
終着点は提示しているが、引き延ばしのため日常殺人アニメになってしまい、いつまで経ってもたどり着かない。
ただし、目的を達成すれば日常系にシフトできる。

ネトゲ系と言ってもいいかもしれない。
イベントやクエストで引き延ばして、さっぱり終わらない感じ。





●???系:世代交代系と日常系のハイブリッド。
心当たりがないので保留。
世代交代系と日常系のハイブリッドってある?
『けいおん! highschool』ってのが、憂や梓がメインの話っぽいんだけど、長続きしてないよな。






特殊な例

・『ドラえもん』
当初は「のび太をジャイ子以外の女と結婚させる」という目的があったので「コナン系(叙事詩+日常)」に分類できるが、『のび太の結婚前夜』で目的達成(これがドラえもんの事実上の最終回となる)。以降は日常系にシフト。

つまり、オチを示して叙事詩系としては一旦終わらせることで、終わらない日常系になる。
コナンは上手くドラえもんタイプに移行できるのだろうか。作者はいつか死ぬんだけど。




・『ガンダム』シリーズ
宇宙世紀が叙事詩系で、それ以外は世代交代系?
二本柱化している?

何をやっても宇宙世紀を超えられないと考えるより、「こっちのガンダムは世代交代系で別物なんだ」と認識を改めた方がいいのかも。








ガンダムについてちょっと考えていること。
適当に。





今の30代くらいの世代はエヴァに持ってかれてる気がする。

79初代ガンダム
95エヴァ
02シード
07ダブルオー

「大人は勝手な事ばっかり言いやがって!」とか
「俺は戦いたくないのに!(でも戦っちゃう)」とか
「お前のようなクズは死ななきゃいけないんだ!」みたいな
思春期特有のこじらせガンダムが必要なのではないかと思う。勘で言ってるけど。
それも古い世代のものとしてではなく、自分の世代のものとしてリアルタイムに。
新世代の厨二ガンダムを定期的に出していく必要性があるんじゃないかと思う。


ストライクフリーダムなんかは「僕が考えた最強のガンダム」と揶揄されるが、むしろそうなってないとウケないと思う。
厨二が見るんだから厨二性能でよい。


子供向けガンダムや大人向けガンダムではなく、思春期向けのこじらせ作品ってのを定期的に時代が求めるんじゃないかと思う。

つまり、宇宙世紀世代のおっさんが見て満足するガンダムではなく、今の厨二真っ只中の多感な世代を取り込むガンダムを定期的に出していくべきなのでは?ということ。
ただ最近だとネットでバカにされるので、ある程度主張に筋の通った厨二がよい。






で、ガンダムに求められるのはやはり「いい意味でおもちゃであること」

俺は大人になってからガンダムを見始めたので「ミノフスキー粒子がどうたらこうたら」とか「ロボットが人型である理由はどうたらこうたら」というのを聞いて、今まで「ふーん、そういう合理性とか考えて作られているのか」と勘違いしていた(騙されていた)が、ガンダムはロボットとしてデザインされているのではなく、完全におもちゃとしてデザインされている。

前からガンプラを作ってて「二重関節とか何だこりゃ、意味不明な構造だな」とか、「何でプロがデザインしてるのにこんな変な構造なんだろう?」とか、「Ζガンダムって何のために変形してるの? 構造的に弱くならない?」とか思っていたのだが、それもそのはず、これはロボットとしての構造や合理性を考えず、おもちゃとしての見た目重視でデザインされているからなんだと最近ようやく気付いた。

ターンAやターンXはこれと逆で、合理的な構造になっているが、ガンダムに求められているおもちゃ感が弱い。だからオタクにウケない。

俺が思うにガンダムの視聴者層は「(おもちゃだって心の中では分かってるけど)ガンダムはおもちゃじゃねーし! リアルな設定があるし!」っていう層。
おもちゃを求めるが、おもちゃとして割り切れず、かといってリアルも求めず。

そここそ厨二の「もう子供ではない(ガキ向けのロボットアニメは見たくない)が、まだ大人でもない(リアルなロボットはいまいちだし、実際の戦争の歴史とか分からない)」という複雑な心情なのかな、と思う。


ガンダムの見た目がかっこいいのって、プリキュアの見た目が可愛いのと基本一緒。
プリキュアが実用性重視で地味な作業着とか着てたら嫌でしょ。
ガンダムも実用性重視でダサいデザインや地味な色になったら嫌でしょ。
視聴者はそういう誰得リアリティを求めてないから。




シードだと反省したのか、ちゃんといい意味でおもちゃ感満載の厨二ガンダムになっている。

例えば最近気づいたけどフリーダムって、F91の脇の下から出るバスター、ウイングの翼、ダブルエックスの肩越しのバスター(ストフリだとニューのサイコミュ)の厨二デザイン欲張りセットガンダムになっている。しかもビームサーベルやビームライフルやシールドも持っている。これは人気出るでしょ。
さすがに近距離武器のシャイニングフィンガーは付いてないけど。


00のデザインは苦手なのでさっぱり分からず、考察もコメントもできない。


厨二ガンダムについていけなくなったら、陸戦型ガンダムとかEz8とかの渋好みのを作ってればいいのだ。





●適当なガンダム分類

・厨二陰キャオタク無双
初代、SEED

・厨二エージェント
W、00

・熱血スポコン
G、ビルド系

・ガンダムっぽくない
X

・名作劇場



見てないので分類不明
AGE、Gレコ、鉄血





主役機のガンダムの色は、基本的には青だと思う。

ニューは黒いガンダムだが、あれは初代から見てた子供が「初代ガンダム→ゼータ→ダブルゼータ」と経て、ある程度成長してから見るので渋い色でもいいんだと思う。アムロも視聴者ももうガキじゃなくなってるし。つまり初代厨二のアムロの最終到達地点(=厨二視聴者の最終到達地点)。

マーク2は主役機じゃないので除外。ゼータが青い。

「エックス→ダブルエックス」みたいに3クールで黒いガンダムになるのは早すぎる。

余談だけどガンダムXは内容がボーイミーツガールで子供向けっぽいのに(オタク向けっぽくない、児童向けっぽい内容)、宇宙世紀世代のニュータイプ観を否定する内容で(旧ガンダムを見てないと真意が分からない、旧ガンダムありきの内容)、旧世代向けなのか新世代向けなのかよく分からなかった。




とりあえず終わり。
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