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まぼろし劇場

TVゲーム、プライズなどのブログ。

DQ11のエンディングを考察してみる


まだクリアしてない人はネタバレ注意で。
なるべく勝手な自己解釈をせず、一般的な作品のパターンや解釈、作中の描写などを元に考える。



もしかしたら今度出るHD2D版のDQ3やDQ1・2のゲーム内でちゃんと説明があって、そのネタバレになってるとマズイので、記事は折りたたんでおく。
自己責任で読んで。







●DQ11のエンディングの種類


見た感じ


11-1:表エンドの世界
命の大樹が落下(未来トランクス的な荒廃した世界)。
ウルノーガを倒した世界。
ベロニカ死亡。
主人公は過去に行くのでいなくなる。
ニズゼルファの体はウルノーガによって破壊される。


11-2:裏エンドの世界
主人公が過去に戻ってウルノーガとニズゼルファを倒した世界。
主人公が初代ロトだった。
後に聖竜が闇墜ちし、DQ1の世界につながる。
アレフガルドの過去の世界。


11-3:裏エンドの途中から分岐する世界
裏エンドの途中でセニカが復活し、今度はセニカが過去に戻ってローシュを救う世界。
セニカの髪色が3主人公母に似ていて、ローシュの髪型が3主人公に似ているので、DQ3に繋がる事が示唆されている。
DQ3の過去の世界。




ざっと見てこの3つの世界線がある。
『ドラゴンボール』だと11-1の世界(未来トランクスの世界)と11-2の世界(作中の世界)って別々なんだけど。

ただDQ11の作中の描写を見るに、11-2の世界の人間は11-1の世界の記憶をうっすら持っているっぽい。
だから11-1って独立した世界じゃなくて、11-2に上書きされてるっぽい。
時の砂の規模がデカいバージョン、くらいの認識でいいか。




11-1の世界線はもう消えたとして、じゃあ11-2と11-3ってどうなるんだよ、って話になる。

普通に考えるなら
・11-2がアレフガルド
・11-3が3主人公の世界

これ明らかに別なので
DQ11で世界線が分岐し、DQ3で収束する、的な考えになる。




他人の考察動画も一応見ておく。




個人的にはゲームはゲームだけで解釈して、小説や漫画とかの派生作品は別物だと思って考慮に入れなくていいかな、と思ってる。

あとただのファンサービス的なものも元ネタだけ言及して、無理に世界線を繋げる必要はないかな、と思う。
例えば作中で手のアザを「竜の紋章」と言っているシーンがあるが、無理に『ダイの大冒険』とつなげるつもりはない。元ネタだよね、ってだけ。




で動画のコメント欄を見ると、どうも並行世界(パラレルワールド)は無いってほりいゆうじ氏が発言してるっぽい。








●パラレルワールドが無いのだとしたらどう解釈すべきか


11-2の世界はもう無くて、11-3の世界に上書きされてるっぽい。
でもセニカが過去に戻った後で、11主人公が命の大樹に勇者の剣を戻しに行く描写がある(のちの竜王の城)。

11主人公がウルノーガやニズゼルファを倒した世界そのままに見える。
セニカが過去に戻っているのに、改変された描写が見られない。
これをどう解釈するか。







たぶんだけど、セニカはローシュを助けた以外に過去を改変していない。

セニカがローシュを助ける(改変)
ローシュはニズゼルファを倒しきれていない(そのまま)
ウラノスはウルノーガに(そのまま)
ニズゼルファの体は勇者の星に(そのまま)
11主人公がウルノーガやニズゼルファを倒す(そのまま)
塔のセニカは消える(改変)




タイムトラベルものあるあるだけど、過去ではなるべく余計な干渉しないようにするのが基本。
変に過去に干渉すると、バタフライエフェクトでどこか遠くの場所や未来でとんでもない変化が起こるかもしれない。

ちょっと前くらいの改変ならともかく、何百年も前の歴史を大幅に改変したら今の世界ヤバくね?ってセニカも気付くでしょ。

本来死ぬはずのローシュが死なずに済んだっていう必要最低限の改変だけして、あとは変な歴史改変せず、未来の若者たちに任せましょう。

変に改変しなけりゃウルノーガもニズゼルファも11主人公が倒してくれるの確定なんで。

こういうのはちょっとくらいの改変なら「歴史の修正力」とか言って元に戻る力が働くんで、歴史の大筋変えなければOKってパターンが多い。
あくまでも一般的なパターンなんでDQ11がそうだとは限らないけど。









クエスト「ふたりのバングル」によると、本編でのローシュとセニカは結ばれていない。
ローシュの直系の子孫はロトゼタシアには元々存在していなかった。

ローシュと3主人公の髪型が同じで、セニカと3母の髪色が同じ。
髪の毛を使って家系のつながりを表現している。

11主人公がサラサラヘアーなのをゲーム内でよくネタにされてたけど、これはローシュのツンツンヘアーとは家系が違うことを暗に示してるのかもな。

というか後々3主人公が出てくる関係上、11主人公は髪型も髪色もローシュとは違うものにしておかないといけなかったのかもな。

(11主人公は真ん中分けで剣持ってて歴史を変えるからトランクスが元ネタか? その場合はローシュがベジータ、セニカがブルマになるのか)





あくまでローシュとセニカの話なので、セニカ以外にも女作ってれば別だが。
兄弟姉妹や、親戚、分家がいるとか、何世代も遡ったら実は遠い親戚だったとかは普通にあり得ると思うけど、そんな作中で言われてない話を言い出したらキリがないので

なんなら髪だけ見るとカミュの方が似ている。こっちはDQ6の主人公オマージュだが。

作中で11主人公はローシュの生まれ変わり、ベロニカとセーニャはセニカの生まれ変わりとされているが、どういう意味の生まれ変わりなのか不明。根拠も不明。
セニカ復活時には、セニカ、ベロニカ、セーニャの3人が同じ場所に揃ってしまう。能力だけの話なのだろうか。




じゃあそのローシュとセニカが生き残って子供作ったとして、その子がロトゼタシアにいたら歴史改変にならない?

いたら歴史改変になるし、でも子供作らないとDQ3に繋がらないよね。
これはどう解釈する?



これはおそらくだが、余計な歴史改変が起こらないようにロトゼタシア(アレフガルド)を去り、どこか遠く(DQ3の世界)に行って子孫を残した。

だからDQ3の世界にはローシュとセニカの子孫がいる。

逆DQ3みたいになってるんだと思う。



じゃあロトゼタシア(アレフガルド)からDQ3の世界ってどうやって行くの?
その二つって全然別の異世界じゃないの?

これを理解するために、DQ3の世界がどうなっているのか確認してみよう。








●DQ3の元ネタは誰がどう見ても地球空洞説


地球空洞説は『ドラえもん のび太の創世日記』でもやってたんで知ってる人も多いだろう。


地球空洞説 - Wikipedia

>地球空洞説(ちきゅうくうどうせつ、Hollow Earth)とは、我々の住むこの地球は、中身の詰まった球体ではなく、ゴムボールのように中空であったり、別世界へ繋がっているという考え方。古くから概念として存在する。「アガルタ世界」や小説「地底旅行」(後述)が有名である。



・DQ3のマップはジパングや地球のへそなど、明らかに地球が元ネタ
・ギアガの大穴を抜けた先は別の世界に繋がっている
・暗黒の地底世界アレフガルド

あまりにも当たり前すぎて誰がどう見てもそうなので作中ではいちいち言われてないけど、DQ3って地球空洞説が元ネタだよね。

DQ3のマップって実際の世界地図に似てるけど、何で似せて作ってるのかみんな疑問に思ったことない?

地球空洞説を元ネタにしてるから、「じゃあマップも地球に似せて作るか。ここはジパング、ここはローマ、ここはポルトガル……地球だって分かるように地球のへそっと……」

こうやって地球に似せておかないと、プレイヤーに地球空洞説だって伝わらないからだよ。
ただのワープホールに見えちゃう。



つまり11-3(DQ3の世界)の世界線と、11-2(ロトゼタシア=アレフガルド)の世界線って、地球という同じ星の外側と内側なんだよね。

世界線は一つでパラレルワールドは存在しないのに、世界は二つある。
それは同じ星の外側と内側を別の世界として認識しているから。

こういうゲームって異世界転生のネタにされることが多いけど、DQ3の異世界って地球の内側だったんだよ。
全く別の異世界にワープしてるわけじゃなかったんだ。

(今後何か詳細な設定が出てくるかは分からないけど、現時点でDQ3をやった限りだとこう解釈するのが自然かな)



ロトゼタシア(アレフガルド)が地底世界って事は、ニズゼルファは地底世界の暗黒の神なのだろうか。
そこに聖竜がやってきて勝手に明るくしている。

ゾーマは悪の地底人の地表侵略かな。
ウルトラマンにありそうな話。



ローシュとセニカがどうやって地表に上がったのか具体的な方法は不明。
だが実際に地表に子孫がいる以上、どうにかして行ったのは間違いない。



ちなみにFF4ってDQ3とDQ4が元ネタになってるんだけど、ここでも地底のドワーフの世界にされてたな。
やっぱりアレフガルドって地底の世界に見えるよな。



この同じ世界に二つの世界があるのを、「地上と地底」ではなく、
「地上と天空」と解釈したのが天空シリーズ(DQ4~DQ6)だな。









これで11のエンディングを割と合理的に説明できたんじゃないだろうか。



おおよその流れを書くと

・元々地球の外側には人間がいて、大昔にギアガの大穴を抜けて地球の内側のロトゼタシア(のちのアレフガルド)に移り住んだ(DQ3にいた人の発言)

・ロトゼタシアでローシュが戦ったが死亡した

・ロトゼタシアで11主人公がウルノーガとニズゼルファを倒して初代ロトになった

・セニカの歴史改変でローシュが死ななかったことになり、余計な歴史改変が起こらないように二人は地球の外側に移り住んで子孫を残した(逆DQ3)

・3主人公(ローシュの子孫)が地球の外側でバラモスを倒し、地球の内側のアレフガルド(かつてのロトゼタシア)でゾーマを倒し、王からロトの称号を賜り、子孫を残し、石碑とかを残した

・命の大樹が闇墜ちして竜王の城になり、1主人公(11主人公や3主人公の子孫)が、竜王(闇墜ちした聖竜、またはその子孫)を倒した

・DQ2の世界

・キャラバンハートの世界(正史としてカウントしていいのか不明)



これで大体合ってるだろ。
11自体が後付けなんで、細かい部分は各自適当に解釈してくれ。
特にマップが全然違うけど、まあそのへんはゲームなんで。


もしかしたら11と整合性を取るために、HD2D版のDQ3、DQ1・2で細かい説明があったり、設定の修正や補完がされたりするかもな。
(DQ3における命の大樹、DQ1におけるロトの盾など)


もしこの記事がネタバレになってたらすまん。

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