レオンチャンネル - YouTube
4月下旬までに発売するゼロワン玩具情報が解禁されたので確認しよう!
前からレオンチャンネルという玩具レビューの動画を見てるのだが、どうも彼はリュウソウジャーの最後でプリシャスが生きていたことに不満があるようだ。
動画のコメント欄でも
>レオンさんのリュウソウジャーに関する感想が、自分と同じで少し安心した…
>リュウソウジャーに対する意見がレオンさんのまんまだなぁ……
>プリシャスはきっとリュウソウVSキラメイで再登場してやらかしてくれると信じてます…
>プリキュアもそうだけど、敵を倒さなかったり和解したりとか、正直シラケるよな
と賛同コメントが多く、反論コメントは見当たらない。
レオンチャンネルは別に過激な発言をするわけでもなく、提灯レビューというか割と好意的なレビューが多く、現時点でのチャンネル登録者は130万人、てれびくんでの記事も書いている。
ズレた感覚の持ち主ではここまで登録者数は増えないし、てれびくんの仕事ももらえないだろう。
おそらく彼は模範的ニチアサ民というか、ニチアサ民の代表、平均的なニチアサ民といった感覚の持ち主なのではないかと思って動画を見ている。この人の感覚は信用できる。
俺の感想としては、むしろプリシャスが生きていることにこそ意味がある。
そもそもリュウソウ族自体が地球のゴミとみなされていて、そのゴミを掃除するために生み出されたのがドルイドンなのに、リュウソウ族(リュウソウジャー)がドルイドン(プリシャス)を始末して終わってしまったら、なんか後味悪いというか、ドルイドンが報われないなあと思ってしまうのだが。
相手をぶち殺して全滅させて戦いが終わったのではなく、両者生き残っているけど戦いが終わった。それが大事なんじゃないかなって。
でもそんなことはどうでもいい。
俺は別に論破するためにこんなこと書いてるわけではない。
俺の感覚とか論理なんてどうでもよくて、
模範的ニチアサ民が「プリシャスは死んだ方がいい」と思っていたということが重要。
この感覚の差に「戦隊・ライダー民」と「プリキュア民」の差があるのではないかと思う。
前にウルトラ怪獣とライダー怪人の差を記事として書いた。
ウルトラマンはおもちゃ売り場に怪獣のグッズが並んでいるが、ライダーのおもちゃ売り場には怪人のグッズが無い。あっても準ライダー(ブラッドスタークやナイトローグなど)のグッズや、ゲンムやパラドクスといった敵ライダーのグッズで、ライダーファンはライダー以外には興味が無いのだ。
ライダーファンにとって怪人は、正義パンチで殴るためのサンドバッグでしかない。敵のバリエーションはキャラクターのバリエーションではなく、サンドバッグのバリエーションなのだ。
戦隊も同じような感じだろう。
更におもちゃの性質を比較してみる。
仮面ライダーおもちゃウェブ | バンダイ公式サイト
スーパー戦隊おもちゃウェブ | バンダイ公式サイト
ライダーや戦隊のおもちゃは大体が武器や兵器。
ゼロワンを見ただけでも
5500円 エイムズショットライザー(武器兼変身アイテム)
3800円 アタッシュカリバー
3800円 アタッシュショットガン
3800円 アタッシュアロー
4200円 オーソライズバスター
3800円 サウザンドジャッカー
3500円 プログライズホッパーブレード
3200円 ランペイジガトリングプログライズキー(追加の変身アイテム)
放送がまだ中盤なのにこんなに出てる。
足すと31600円(税抜き)ね。
プリキュアおもちゃウェブ | バンダイ公式サイト
一方プリキュアのおもちゃは、おしゃべりぬいぐるみ、ドールハウス、ビーズメーカーといった感じで、武器が少ない。あるけど少ない。
プリキュアのコーナーにも敵のグッズは無いんだけど、これってただ単純に可愛く変身したいだけで、敵というか戦い自体にそんなに興味が無いのでは?
この差はおそらく、男は厨二、女は共感ってやつ。
あと論理と感情もか。
(分かりやすくするために極端に書くが)
俺が思うに、男は「マンモスさん痛そー」とか言ってたら狩りにならないので共感性は低い。例えば無双シリーズで「この倒してる一人一人にも家族がいるんだよな」とか相手の事を考えてたら千人斬りできない。よって相手の事など一切考えない。いわゆるアスペや、サイコパス的な資質がある(だから夢見りあむみたいな女は男に非常にウケる。何考えてるのか全部喋ってくれるからアスペに優しい)。その分、外に出てきた情報を基に判断するので、論理性は高い?
「俺が間違ってるのかも」とか言ってたら群れを滅ぼされてしまうので、「俺が正しい」の精神で敵を殴り殺す猿の本能があるのではないかと思う。
これが男が「俺が正しい」とか「俺強ぇー」といった厨二を好む理由ではないかと思う。
女は「赤ん坊が何言いたいのかさっぱり分からん」とか言ってたら育児にならないので、共感性や心情を察する能力が必要。人間関係であったり、心や感情が動かされるもの、恋愛とか昼ドラとかを好む。言われなくてもある程度は察して理解できるが、言われてないことまで勝手に察するので、論理性は低い?
特に可哀想なものが好きみたいだな。シンデレラがウケてるのも単に玉の輿だからではなく、継母たちにいじめられていて可哀想だからじゃないかと俺は推測している。現代版シンデレラと言われる『プリティウーマン』も主人公が娼婦に身をやつしている。可哀想なアテクシ……シクシクシク(T_T) (男からすると娼婦設定は不要に感じるのだが)
おそらくこれが一般的な男女の差だろう。
ゆえに男は厨二、女は共感。この二つは両立しにくい。
俺はこれを「男はヒーローごっこ、女はかわいそうごっこ」と呼んでいる。
余談。長いので一番下へ移動。
で、レオンチャンネルや通常の戦隊・ライダーファンは、番組を見てこういった武器・兵器のおもちゃを欲しいなと思って、実際高い金払って買ってるわけで。
(さっきのおもちゃを全部足すと31600円)
「戦いを見せて武器売ってるのに、戦わずに終わるなよ、その武器で殺して終われよ」というのは妥当な感覚ではないか?
身銭切って高い金払って武器のおもちゃを買ったんだから、その武器で敵を殺したくないか?
みんなも敵を処刑したくないか?
他の例を出すと、ガンダムXだとサテライトキャノンは強力すぎて危険だからなるべく使わないようにしていた。でも厨二アニメにそんな大人の理屈なんか必要ない。「せっかく強い武器持ってんだから使えや!」ってことになる。
散々ぶっ放して「ヒャッハー!」した後、「クソッ! 世界はなぜ俺にこんな危険な武器を使わせるんだ! そんなに戦争が好きなのかよ! 世の中は間違ってる!」って好き勝手言って涙を流せばいいわけ。
辻斬 - Wikipedia
ライダーを思い返してみても、誰かが処刑された回って盛り上がってなかったか?
九条貴利矢(仮面ライダーレーザー)
檀黎斗(仮面ライダーゲンム)
一般人(ライドプレイヤー)
天ヶ崎恋(ラヴリカバグスター)
パラド(仮面ライダーパラドクス)
佐藤太郎(バンドマン)
青羽(相河修也、スタッグハードスマッシュ)
氷室泰山(首相)
あとウルトラマンオーブ サンダーブレスターもそうかな?
マガオロチやギャラクトロンがボコボコにされてるの面白くなかった?
嗜虐心を刺激されるというか。
『ウルトラマン80』第4話「大空より愛をこめて」-公式配信- 2週間限定配信 ULTRAMAN 80 Episode 4 - YouTube
>子供の頃レンタルビデオでこの回を見たときは「怪獣倒さねえじゃん。つまんねぇの」と思ってたけど、今となってはウルトラマンは優しさと強さを兼ね備えた戦士であることがわかるいい話だと思います
もう配信終了しそうだけどウルトラマン80でも。
これは武器こそないけど「怪獣倒さねえじゃん。つまんねぇの」って。
実際中世では公開処刑が庶民の娯楽だったと聞く。
公開処刑 - Wikipedia
現在は公開処刑も無いし、そうそう戦いも起こらないので、本能としての厨二性を発揮する場があまりない。
その本能を発揮させてスカッとさせてくれるのが、スポーツや、ニチアサ(戦隊・ライダー)といった特撮や、ガンダム・エヴァといった厨二アニメや、ライトノベル・なろう系小説なのではないか? と思うわけ。
やっぱり身銭切ってグッズ買わないとファンの感覚ってのは分からないもんだな。
俺みたいにぬいぐるみ買ってプリキュア可愛いペロペロとか、戦隊・ライダーファンはそんななめくさった視聴方法じゃなかったんだな。
ただちょっと気になるのは「最近、反抗期が無い子供が増えている」みたいな話を聞いたことがあるんだけど。
それが本当なら、日本人の子供の性質がやや穏やかになってるのかもしれないし、戦隊・ライダーの性質も変わってくるのかもしれない。
レオンチャンネルのニチアサ感覚も、いつまで信用していいのか分からない。人はいつか時代遅れの老害になるからだ。
更に言うと、性欲という本能を満たしてくれるのがToLOVEるみたいなハーレム漫画だったり、スマホ太郎だったり、時間停止系AVだったりする。
そういう厨二欲と性欲を両方満たしてくれるのがライトノベルで、ライトノベルのライトって、青少年向けのそういう軽めの厨二、軽めのエロのことを指してるんじゃないかと思う。
いわゆるエログロバイオレンスってのも、そういう本能を満たしてくれるんだろう。
ライダーの武器が剣、銃、弓、チェーンソーといった物騒な凶器なのに対し、
なぜかプリキュアの武器はキラキラ光るステッキ。しかも曲が流れる。
武器って相手を殺すものではないのか?
もしかして女は戦隊やライダーみたいな戦闘(というか処刑や殺戮)に興味が無い?
変身願望があるだけ?
こう考えていくと、男がアニメやゲームを卒業しにくい理由も説明できる。
女の変身願望はファッションやメイクで満たせるので
プリキュア→アイカツ→現実のファッションやメイク
とアニメから現実にスムーズに移行できる。
ところが男の変身願望は単に服装を変えて変身したいというだけではなく、
・相手に勝って蹂躙する厨二ヒャッハー
・旅をしたい願望
・ハーレム願望
といった本能的な願望があり、これらは今の社会だと満たしにくい。
その辺で刀を振り回すわけにもいかないし、
スポーツや勉強で勝つには才能や労力が要るし、
学校や会社があるのに旅に出るわけにはいかず、
女にモテるのも大変だ。
しかしアニメやゲームなら、大した労力無く、これらを全て効率的に満たせる。
(スポーツ観戦やAV視聴でもいいのだが)
単に「処刑が見たい」で話を終わらせるのもなんなので、創作物としてどう機能しているのか考えてみる。
殺った人→殺られた人ね。
・ゲンム→レーザー(敵→味方)
これは話を進められるのが利点だろうか。
話を進めたからこそ、「お前は知りすぎた……」系で殺されてしまうやつ。
そして振り出しに戻ってしまう。
話が進むからこそ、結果話が進まない。
・パラド→ゲンム(敵→敵)
粛清のパターン。
主人公は正義側なので、勝負がついたら必要以上に攻撃とか勝手に処刑とかできない。
許す主人公の優しさ、敵の残虐さ、武器買ってる視聴者の「殺せー!」という願望を満たせる、お得なパターン。
・パラド→一般人ライドプレイヤー(敵→一般人)
敵の残虐性を示せる。
設定上人が死んでるとかではなく、今目の前で人が死んでるっていうリアルタイム感。
現実でも「人死にが出てないなら、まあまあまあ」みたいな「なあなあ感」が出ちゃうので、眼前の犠牲者ってのはある程度出しといた方がいいのかも?
・クロノス→ラヴリカ(敵→敵)
これも粛清、かつ新ライダーの技のお披露目。
まあラヴリカ以外もみんなボコられてたけど、一人くらい殺っておいた方がヤバいやつ感出るし。
・エグゼイド→パラド(味方→敵)
これは殺したふり。
主人公は正義側なので基本殺しができない。
説教。敵が泣いて許しを請う。
・ブラッドスターク→佐藤太郎(敵→一般人)
これも敵の残虐性。
・ビルド→スタッグ(味方→敵)
主人公が殺っちまったパターン。
ハザードのヤバさが伝わる。
・エボル→氷室泰山(敵→味方)
これも敵の残虐性。
幻徳が元々敵だったので、贖罪的な? その分、辛いイベント的な?
キャラはある程度多い方がいい?
キャラが育ってきたら、よきタイミングで処刑。
ゼロワンはこの処刑要素が足りてない気もするけど。
インパクトあったの腹筋崩壊太郎くらいでしょ。
迅はもう復活したし。
ここまでは「処刑=殺ること」として考えてきたが、実は「殺られること」も楽しいのかもしれない。
「殺られること」というのは単に勝負や対戦ゲームに負けてゲームオーバーになることではなく、日常生活では得られない、生きるか死ぬか、殺るか殺られるか、といったサバイバル感、スリリングさのこと。
そう考えていくと、少女漫画とホラー漫画の相性の良さも説明できる。
女(特に少女)は体も小さく厨二性も低いので、その辺の武器で戦ったりできない。逃げるしかない。ゲームで言うと『SIREN』の春海ちゃん。
あとは主人公が男だけど『シャドーコリドー』とか、『アウトラスト』もそうかな? 逃げゲータイプのホラー。
「殺られるかもしれない……」という感覚を楽しむための漫画やゲーム。
男は厨二性が高く「ヒャッハー!」したくなるので、武器を持って殴りかかってくる。
最近『SIREN』というゲームのプレイ動画を見てるんだけど、火かき棒を聖剣ヒカキボルグ、バールを聖剣エクスカリバールとか言って、殴って突破しようとしやがるからな。あとビール瓶を拾って「かち割りぃ!」とか言って敵の頭を殴りつけるとか(ガッチマンのことだ)。
だからホラーというより、アクションホラーになってしまう。
武器で殴りつけたり、銃でゾンビを撃ったり、火炎放射器で燃やしたり。
(これって敵のデザインが怖いだけで、ゲーム性としてはただのアクションだよね?)
漫画で言うと『彼岸島』もアクションホラーになってるでしょ。
ホラーに限らず男の漫画ってそんな感じ。『ドラゴンボール』がテコ入れで天下一武道会やって人気が出るとかさ、ジャンプ漫画ってバトル漫画にシフトするでしょ。
(元がそういう漫画でなくても、読者が望むのでそうなる)
ゲームの『零』シリーズもそうかな。よくよく考えると『零』の戦闘って『ロックマン』をFPSにしてるだけでしょ。アクションシューティングホラーだ。
ハグプリ見てて違和感があるのは、男が変身して戦える世界でありながら、男が女を戦わせている点。
例えば仮面ライダーグリスって、みーたんを戦わせないと思うんだけど。
大きなお友達(独身男性)は自分の嫁キュアを戦わせないだろうし、大きなお友達(お父さん)も自分の娘キュアを戦わせないと思う。男は自分が戦えるなら「プリキュア頑張れ~」とは言えなくなる。
男の闘争本能、俺が(群れを)守る、俺が殺る、厨二ヒャッハー!の精神をあまり理解しないで作っていると思う。
おもちゃ(武器)の所に書いていた余談。
この厨二と論理・共感と感情の特徴を逆にすると、男っぽい女や、女っぽい男になる。
女タイプの男の例は、文学青年とか、明治昭和あたりの文豪とか。俺が思うに文豪の自殺が多いのは、男のメンヘラだから。
男タイプの女の例は、女性芸能人。男みたいな性格してるとかよく言われるし。芸能界でのし上がっていくためには厨二性が必要なんだと思う。あとフェミニズムは女が男に厨二マウンティング取るためによく利用されているんじゃないかと推測してる。
前に百合アニメの性質で男女の違いを研究してるので、メンヘラとかに興味がある人はそっちも読んどいて。
まぼろし劇場 「女向けの百合」と「男向けの百合」
自分がどっちのタイプにしろ、勉強・訓練・修行次第である程度伸ばすことができるはずである。
目で見て分かる違い(体格、ちんちん、おっぱいなど)と違って、頭の中の性質は目で見えないので、自分がどんなステータスの配分で生まれてきたのか、なかなか判断が難しいところである。
もし自分の生まれ持った性質を読み間違えると、ポケモンでいう特殊型カイリキーや物理型フーディンのような、伸びが悪いステータスに努力値全振りみたいな、無茶苦茶な振り方の型になっている可能性もある。そもそも両方のステータスが高い可能性や、両方とも低い可能性もある。
いつまで経っても厨二マウンティング癖が治らないと、「俺は常に正しいんだ! 俺は特別な人間なんだ! だから何をしてもいいんだ! 社会は俺の都合のいいように作り変えられるべきだ!」っていう、他人を顧みない自分勝手な選民思想に取りつかれるんじゃないかと思う。
分かりやすい例を出すとウーマンラッシュアワー村本みたいなの。
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